ピコトーニングは効果なし？後悔する前に知りたい5つの原因とシミ対策

ピコトーニングで効果がないと感じるのには、施術回数やシミの種類など明確な原因があります。

せっかく勇気を出して始めた治療で変化が見られないと、このまま続けても意味がないのではないかと不安になりますよね。

この記事では、ピコトーニングで後悔しないために知っておきたい5つの原因を解説し、あなたの肌に合った最適な治療法を見つける方法を美容皮膚科医が詳しくお伝えします。

• ピコトーニングで効果がないと感じる5つの原因
• 施術で後悔しないためのクリニックの選び方
• 効果を高めるために自分でできるアフターケア
• あなたのシミに合ったピコトーニング以外の治療法

ピコトーニングで効果がないと感じる5つの主な原因

ピコトーニングは、シミの種類や肌の状態、そして施術の進め方が正しくかみ合って初めて効果を発揮する繊細な治療です。

もし今「効果がない」と感じているのであれば、それはあなたの肌のせいではありません。

考えられる原因は主に5つあり、一つひとつを見直すことで、治療の効果を実感できる可能性は十分にあります。

これから、効果を実感できない主な原因を詳しく解説していきます。

ご自身の状況と照らし合わせながら、確認してみてください。

施術回数が少ないという事実

ピコトーニングとは、低出力のレーザーをシャワーのように広範囲に照射し、メラニン色素を少しずつ分解・排出させていく、肌への負担が少ない治療法を指します。

強いパワーで一度にシミを破壊する治療ではないため、肌が新しく生まれ変わるターンオーバーのサイクルに合わせて、穏やかに効果が現れます。

多くの方が肌のトーンアップや化粧ノリの良さを感じ始めるのは、最低でも5回以上の施術を受けてからです。

根深い肝斑の改善を目指すのであれば、10回以上の継続的な治療が推奨されるケースも少なくありません。

目に見える変化がすぐには現れにくいため、不安になるお気持ちはよくわかりますが、まずは定められた回数をきちんと受けることが、効果を判断する上での大前提となります。

シミの種類とのミスマッチ

ピコトーニングが最も効果を発揮するのは、頬骨あたりに左右対称に現れる「肝斑」や、顔全体の「くすみ」です。

これらの症状は、弱い刺激で少しずつメラニンを壊していくピコトーニングの特性と非常に相性が良いのです。

一方で、輪郭がはっきりした円形のシミは「老人性色素斑」と呼ばれ、ピコトーニングでは効果を実感しにくい場合があります。

このタイプのシミには、より高出力のレーザーでピンポイントに照射する「ピコスポット」という治療が適していることが多いです。

シミの種類	特徴	推奨される治療法
肝斑	頬骨に沿って左右対称に広がるもやっとしたシミ	ピコトーニング
老人性色素斑	輪郭がはっきりした円形のシミ	ピコスポット、フォトフェイシャル
そばかす	鼻を中心に散らばる小さな茶色い斑点	ピコトーニング、フォトフェイシャル
炎症後色素沈着	ニキビ跡や傷跡がシミになったもの	ピコトーニング

自分のシミがどの種類に該当するのかを正確に診断してもらい、最適な治療法を選択することが、後悔しないための重要な鍵を握ります。

肌質に合わないレーザー出力設定

ピコトーニングの効果は、医師があなたの肌質やその日のコンディションを見極めて、レーザーの出力を繊細に調整する技術に大きく左右されます。

肌は常に同じ状態ではなく、季節や体調によっても変化するため、毎回同じ出力で照射すれば良いというものではありません。

特に肝斑は、少しの刺激でも悪化しやすいという特徴を持っています。

早く効果を出したいからといって出力を上げすぎると、肌の防御反応で炎症が起き、かえってシミが濃くなる「炎症後色素沈着」という失敗を招くリスクが高まります。

毎回、肌の状態を丁寧に診察し、安全かつ効果的な出力に設定してくれる、経験豊富な医師に任せることが何よりも重要です。

施術後の不適切なアフターケア

ピコトーニングの効果を確実なものにするためには、施術後の肌を徹底的に守り育てるアフターケアが欠かせません。

レーザーを照射した後の肌は、バリア機能が一時的に低下し、非常にデリケートな状態になっています。

この時期に紫外線を浴びてしまうと、メラノサイトが活性化し、効果が出ないどころか、新たなシミや色素沈着の原因を作り出してしまいます。

外出時はSPF50/PA++++の日焼け止めを2〜3時間おきに塗り直すことを徹底しましょう。

項目	やるべきこと	やってはいけないこと
紫外線対策	日焼け止めの徹底、帽子や日傘の活用	無防備な状態で紫外線を浴びる
保湿	低刺激性の保湿剤で十分にうるおいを与える	肌をこする、ピーリングなど刺激の強いケア
内服薬	トラネキサム酸やビタミンCを服用する	医師の指示なく服用を中断する

治療効果は、クリニックでの施術とご自宅でのセルフケアの両輪で成り立っています。

日々の丁寧なケアが、美しい肌への近道です。

クリニックが使用するピコレーザー機種の違い

一言でピコレーザーと言っても、実は複数の機種が存在し、それぞれ搭載しているレーザーの波長（光の種類）が異なります。

波長が違うと、効果を発揮しやすい色素の種類や、光が届く肌の深さが変わってきます。

例えば、代表的な機種として3種類の波長を搭載し、様々なシミに対応できる「ピコウェイ」や、メラニン色素への吸収率が高い波長を持つ「ピコシュア」などがあります。

機種によって得意分野が異なるため、あなたのシミの種類に合った機械を選定することが重要です。

機種名	特徴
ピコシュア (Cynosure社)	755nmの波長でメラニン色素への吸収率が高い
エンライトン (Cutera社)	532nmと1064nmの2波長を搭載
ピコウェイ (Candela社)	532nm、730nm、1064nmの3波長を搭載し、幅広い色素に対応
ディスカバリーピコ (Quanta System社)	高いピークパワーで色素を細かく破壊

カウンセリングの際に、そのクリニックがどの機種を導入しているのか、そしてそれが自分のシミ治療になぜ適しているのかを確認することをおすすめします。

ピコトーニングの効果を最大化するための具体的な対策

ピコトーニングで思うような効果が得られないと感じたとき、そのまま諦めてしまうのはとてももったいないです。

効果を実感するためには、現在の治療法を見直して、あなたに合った対策を講じることが何よりも重要になります。

原因が分かれば、正しい対策を立てることが可能です。

ここでは、ピコトーニングと、よく比較されるレーザートーニングの違いについて、まず理解を深めておきましょう。

項目	ピコトーニング	レーザートーニング
パルス幅	ピコ秒（1兆分の1秒）	ナノ秒（10億分の1秒）
作用	衝撃波でメラニンを粉砕	熱作用でメラニンを破壊
肌への負担	少ない	やや大きい
得意なシミ	肝斑、くすみ、薄いシミ	そばかす、ADMなど
ダウンタイム	ほとんどない	赤みが出ることがある
痛み	輪ゴムで弾かれる程度	ピコトーニングより強い

これから解説するポイントを押さえることで、治療の効果を最大限に引き出し、後悔のない選択ができるようになります。

現在通院中のクリニックで確認すべき3つのポイント

もし、現在通院しているクリニックの治療で効果を実感できていないのなら、まずは担当の医師にあなたの不安や疑問を直接伝えてみましょう。

その際、以下の3つのポイントを質問することで、今後の治療方針を判断する材料になります。

確認すべきポイント
自分のシミの種類に対して、ピコトーニングが最適な治療法であるかの再確認
レーザーの出力設定は、どのような基準で調整されているのか
治療効果を高めるための内服薬や外用薬、スキンケア方法の提案

【

今の先生に質問するのは少し勇気がいるな…

〈

大丈夫ですよ。

あなたの肌を良くするための大切な相談です

これらの質問に対して、納得のいく説明が得られない場合は、セカンドオピニオンとして他のクリニックに相談することも一つの選択肢です。

後悔しないためのクリニック選び3つの条件

ピコトーニングで後悔しないためには、信頼できるクリニックを選ぶことが最も重要です。

料金の安さだけで選んでしまうと、結果的に効果が出ず、時間も費用も無駄にしてしまう可能性があります。

これからクリニックを選ぶ、あるいは見直すのであれば、医師の診断力と提案力を必ず確認しましょう。

具体的には、以下の3つの条件を満たしているクリニックを選ぶことをおすすめします。

クリニック選びの条件
肌診断機やマイクロスコープでシミの種類を正確に診断してくれる
ピコトーニング以外の治療法も含めて、最適なプランを提案してくれる
料金体系が分かりやすく、カウンセリングでリスクや副作用も丁寧に説明してくれる

【

クリニックがたくさんあって、どこが良いのか分からない…

〈

まずは無料カウンセリングで、医師と直接話してみるのが一番です

あなたの肌と真摯に向き合ってくれる、信頼できるパートナーを見つけることが、シミ治療成功への近道となります。

効果を高めるセルフケアの徹底と内服薬の併用

クリニックでの治療効果を最大限に引き出し、維持していくためには、毎日のセルフケアが不可欠です。

レーザー治療後の肌は、バリア機能が一時的に低下し、乾燥しやすく紫外線の影響を受けやすいデリケートな状態になっています。

特に紫外線対策は重要で、SPF50/PA++++の日焼け止めを天候に関わらず毎日使用することを習慣にしましょう。

ケアの種類	具体的な方法
紫外線対策	日焼け止め（SPF50/PA++++）の使用、帽子や日傘の活用
保湿ケア	セラミドやヒアルロン酸配合の化粧品で十分に保湿
摩擦を避ける	洗顔やスキンケア時に肌をこすらない
内服薬の併用	トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEなど

【

本当にセルフケアだけで効果が変わるのでしょうか？

〈

はい、治療で得た効果を守り、新たなシミを防ぐために欠かせません

治療とセルフケアは、美肌を目指すための車の両輪です。

両方を丁寧に行うことで、治療効果は何倍にも高まります。

知恵袋や口コミで見るピコトーニングの失敗談と後悔の声

ピコトーニングの治療を検討する際、Yahoo!知恵袋などの口コミサイトで「効果なし」「後悔した」といった投稿を目にして不安になるかもしれません。

しかし、ネガティブな声から学ぶことは、失敗を避ける上でとても参考になります。

口コミでよく見られる失敗談や後悔の声には、以下のようなものがあります。

よくある失敗談・後悔の声
5回以上通ったのに、肝斑が全く薄くならなかった
施術を受けたら、逆にシミが濃くなる色素沈着が起きた
ダウンタイムは無いと聞いていたのに、赤みや腫れが数日続いた
カウンセリングでの説明が不十分で、納得できないまま契約してしまった

【

こういう口コミを見ると、やっぱり施術を受けるのが怖くなります

〈

失敗の原因を知ることで、同じ後悔をしないための対策ができますよ

これらの声の多くは、事前の診断ミスや出力設定の誤り、アフターケアの説明不足など、クリニック側の問題に起因するケースが少なくありません。

失敗談を反面教師として、慎重なクリニック選びに活かしましょう。

ピコトーニングとレーザートーニングの違い

ピコトーニングとレーザートーニングは、どちらもシミや肝斑治療に用いられるレーザーですが、根本的な違いはレーザーを照射する時間の単位（パルス幅）にあります。

このパルス幅の違いが、肌への作用や効果の現れ方に影響を与えます。

ピコトーニングは、「ピコ秒（1兆分の1秒）」という極めて短い時間でレーザーを照射します。

一方、従来のレーザートーニングは「ナノ秒（10億分の1秒）」です。

照射時間が短いピコトーニングは、熱による肌へのダメージを最小限に抑えながら、衝撃波でメラニン色素をより細かく粉砕することが可能です。

このため、炎症後色素沈着のリスクが低く、痛みやダウンタイムが少ないのが大きな利点です。

【

結局のところ、私のシミにはどちらが合っているのでしょうか？

〈

肌への優しさを重視し、肝斑や顔全体のくすみを改善したいならピコトーニングがおすすめです

ピコトーニングは、熱で悪化しやすい肝斑の治療に適しているほか、肌質改善や毛穴の引き締めといった効果も期待できます。

自分の肌悩みにどちらがより適しているか、医師と相談して選択することが大切です。

シミや肝斑治療なら表参道メディカルクリニックという選択

ピコトーニングで効果を感じられなかったあなたにとって、最も重要なのは一つの治療法に固執せず、豊富な選択肢の中から最適なプランを見つけ出すことです。

自分の肌質やシミの種類に合ったアプローチを選ぶことが、美肌への最短ルートとなります。

その点で、表参道メディカルクリニックは心強い味方になります。

ピコレーザーだけでなく、最新の美容医療機器を多数導入しているため、多角的な視点からあなたの肌悩みにアプローチできるからです。

治療法	得意な悩み	特徴
ピコレーザー	肝斑・くすみ・そばかす	低出力でメラニンを少しずつ分解
フォトフェイシャル	シミ・そばかす・赤ら顔	幅広い波長の光で複合的な肌悩みに対応
POTENZA（ポテンツァ）	ニキビ跡・毛穴・肝斑	肌の再生能力を引き出すマイクロニードル治療

一つの治療で改善が見られなかったとしても、それはあなたの肌が悪いわけではありません。

単に、治療法との相性が良くなかっただけの可能性が高いのです。

表参道メディカルクリニックのように、さまざまな選択肢を提示できる場所で、もう一度あなたの肌と向き合ってみませんか。

豊富な治療選択肢による最適なプランの提案

表参道メディカルクリニックの強みは、ピコトーニングだけでなく、あなたの肌状態やシミの種類に合わせて、数ある選択肢の中から最適な治療法を組み合わせ、オーダーメイドのプランを提案できる点にあります。

ピコレーザーの他に、フォトフェイシャル（M22/ルメッカ）やPOTENZA（ポテンツァ）、ダーマペンなど、シミや肌質改善にアプローチできる治療法が5種類以上用意されています。

これにより、肝斑と老人性色素斑が混在しているような複雑なケースでも、的確な治療法の選択が可能です。

自分のシミにどの治療法が最も有効なのか分からない方こそ、同クリニックのカウンセリングで専門家の診断を受ける価値があります。

ピコレーザー以外の治療メニューと料金

ここでは、表参道メディカルクリニックで受けられるピコレーザー以外の代表的なシミ・美白関連治療のメニューを紹介します。

例えば、シミやそばかすに効果的なフォトフェイシャルは、初回11,000円から試すことができます。

自分の肌に合うか、まずは手頃な価格で体験できるのは嬉しいポイントです。

メニュー	特徴	初回料金（税込）
POTENZA（ポテンツァ）	ダウンタイムがほとんどない美容治療	26,400円～
フォトフェイシャル（M22/ルメッカ）	シミ・美白治療	11,000円
CO2フラクショナル	皮膚再生を利用したいちご鼻・ニキビ跡治療	11,000円
ハイドラフェイシャル	水流を利用したピーリング治療	—

料金だけでなく、それぞれの治療がどのような悩みに適しているのかを理解し、カウンセリングで医師と相談しながら最適なプランを決めていくことが大切です。

初回カウンセリングで相談できること

初回の無料カウンセリングでは、治療に関するあらゆる不安や疑問を専門のカウンセラーや医師に直接相談できます。

これまでの治療で効果を感じられなかった経緯、例えば「他院でピコトーニングを5回受けたが、シミが濃くなった気がする」といった具体的な状況を伝えることで、より的確なアドバイスを受けられます。

確認事項	内容
肌診断	現在のシミの種類や肌状態の診察
最適な治療法	肌の状態に基づいた治療プランの提案
料金と回数	必要な費用と治療期間の目安
ダウンタイム	施術後の経過や注意点の説明
アフターケア	内服薬やスキンケアに関するアドバイス

カウンセリングは、無理に契約を勧める場ではありません。

あなたが納得して治療をスタートできるよう、あなたの悩みを解決するための第一歩と考えてください。

無料カウンセリングの予約方法

表参道メディカルクリニックのカウンセリング予約は、公式ウェブサイトの予約フォームから24時間いつでも簡単に行えます。

電話での問い合わせも可能で、平日はもちろん土日祝日も9:00から19:00まで対応しているため、仕事やプライベートで忙しい方でもスケジュールを調整しやすいです。

ステップ	内容
1. 公式サイトへアクセス	「無料カウンセリング予約」ボタンを選択
2. 希望院と日時を選択	表参道院、銀座院など全国9院から選択
3. 個人情報を入力	名前、連絡先、相談したい悩みなどを入力
4. 予約確定	クリニックからの確認連絡をもって予約完了

「効果がないかも」と一人で悩み続ける前に、まずは専門家の意見を聞いてみることが、後悔しないための近道になります。

よくある質問（FAQ）

まとめ

ピコトーニングで効果がないと感じるのは、あなたの肌が原因ではありません。

施術回数だけでなく、シミの種類やレーザーの出力設定が合っていないなど、明確な原因を突き止めることが重要です。

• 5回以上の継続的な治療が効果実感のひとつの目安
• シミの種類（肝斑、老人性色素斑など）に合わせた治療法の選択
• 信頼できる医師による正確な肌診断と適切な出力調整
• 紫外線対策や保湿といった日々の丁寧なアフターケア

もし現在の治療に少しでも不安を感じているなら、一度立ち止まって専門医に相談してみましょう。

ご自身の肌にとって本当に最適なプランは何かを再確認することが、後悔しないための確実な一歩になります。