ピコフラクショナルで期待できる5つの効果｜毛穴やニキビ跡は綺麗になる？

ファンデーションで隠しきれない毛穴の開きやニキビ跡の凹凸は、自信をなくす原因になりますよね。

ピコフラクショナルは、肌表面へのダメージを抑えつつ、肌の奥深くからコラーゲンの生成を促すことで、肌質を根本から改善する治療法です。

この記事では、ピコフラクショナルで期待できる5つの効果やダウンタイムの経過、ダーマペンとの違いについて、美容皮膚科医が詳しく解説します。

セルフケアでは改善が難しかったクレーター状のニキビ跡や毛穴の開きにもアプローチできるため、滑らかな素肌を目指せます。

• ピコフラクショナルで期待できる5つの効果
• ダーマペンやCO2レーザーとの違い
• ダウンタイムの経過や料金・回数の目安

ピコフラクショナルとは？仕組みと他のピコレーザーとの違い

ピコフラクショナルは、肌表面へのダメージを最小限に抑えながら、肌の内部からコラーゲン生成を促すという点が最大の特徴です。

同じ「ピコレーザー」という機械を使用する治療法にも、照射方法によって目的が異なるピコトーニングやピコスポットがあります。

それぞれの違いを理解し、ご自身の肌悩みに最適な治療法を見つけることが大切になります。

施術名	照射方法	主な目的
ピコフラクショナル	レンズでレーザーを点状に集光	ニキビ跡・毛穴の凹凸改善
ピコトーニング	低出力レーザーを顔全体に照射	くすみ・肝斑の改善
ピコスポット	高出力レーザーをシミに照射	濃いシミの除去

肌の凹凸や質感を改善したい場合はピコフラクショナル、全体のくすみや色ムラが気になる場合はピコトーニング、そして特定のシミを取りたい場合はピコスポットと、目的に応じて治療法を使い分けることが重要です。

肌表面へのダメージを抑え内側から再生を促す仕組み

ピコフラクショナルは、レーザーの熱エネルギーではなく「衝撃波」を利用して肌の再生を促す治療法です。

従来のレーザーが肌表面に微細な穴を開けていたのに対し、ピコフラクショナルは皮膚の表面を傷つけることなく、肌の内部に数千から数万個の微細な空洞を作り出します。

この独自の仕組みによって、赤みやかさぶたといったダウンタイムを大幅に短縮しながら、ニキビ跡の凹凸や毛穴の開きを内側から持ち上げるように改善へと導きます。

ピコトーニング・ピコスポットとの照射方法と目的の違い

同じピコレーザーという機械を使用しますが、レーザーの照射モードと、先端に取り付けるレンズを使い分けることで、アプローチできる肌悩みが全く異なります。

ピコトーニングは顔全体に1秒間に数千発もの低出力レーザーをシャワーのように均一に照射し、メラニン色素を穏やかに分解します。

一方、ピコスポットは濃いシミに対して数ミリ単位で高出力のレーザーをピンポイントで照射するのが特徴です。

施術名	照射方法	目的・効果
ピコフラクショナル	レンズでレーザーを点状に集光し照射	ニキビ跡の凹凸、毛穴の開き、小じわ、肌のハリ改善
ピコトーニング	低出力のレーザーを顔全体にシャワー状に照射	くすみ、肝斑、色ムラの改善、トーンアップ
ピコスポット	高出力のレーザーをシミにピンポイントで照射	濃いシミ（老人性色素斑）やそばかすの除去

このように、ご自身の肌悩みがシミやくすみによる「色」の問題なのか、ニキビ跡や毛穴による「形」の問題なのかを見極め、適切な治療法を選ぶことが満足のいく結果につながる鍵となります。

ピコフラクショナルで期待できる5つの効果

ピコフラクショナルは、肌の表面に与えるダメージを最小限に抑えながら、肌の奥深くにある真皮層に働きかけてコラーゲン生成を促す治療です。

これにより、これまで改善が難しいとされていた肌の凹凸や質感のお悩みに、根本からアプローチできます。

ここでは、ピコフラクショナルを受けることで期待できる具体的な5つの効果について、一つずつ詳しく解説します。

毛穴の開きの引き締め

ピコフラクショナルは、レーザーの衝撃波によって皮膚の内部に微細な空洞を作り、コラーゲンの生成を促します。

肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが増えることで、皮膚が内側から持ち上がり、たるみによって開いてしまった毛穴を引き締める効果が期待できます。

特に、加齢や皮脂の過剰分泌によって目立ちやすくなる頬や鼻周りの「たるみ毛穴」や「開き毛穴」に有効です。

施術を繰り返すことで肌全体にハリが戻り、ファンデーションで隠す必要のない、キメの整った肌を目指せます。

毛穴の目立ちが改善されると、肌が滑らかに見え、化粧ノリも良くなります。

クレーター状になったニキビ跡の改善

クレーター状のニキビ跡とは、ニキビの炎症が皮膚の奥深くにある真皮層にまで達し、組織が破壊されてしまったことで皮膚が凹んでしまった状態を指します。

一度クレーターになると、自力で治すことは困難です。

ピコフラクショナルは、このダメージを受けた真皮層に直接働きかけ、コラーゲンの再構築を強力に促進します。

凹んでしまった部分が内側から持ち上がり、肌の表面が徐々に滑らかになっていきます。

ダウンタイムが長いフラクショナルCO2レーザーなどに比べて、日常生活への影響が少ない点も大きなメリットです。

改善には複数回の治療が必要ですが、回数を重ねるごとに肌の凹凸が目立たなくなっていくのを実感できるでしょう。

小じわの改善と肌のハリ感アップ

ピコフラクショナルによるコラーゲン生成の促進は、肌全体の若返りにもつながります。

真皮層のコラーゲン密度が高まることで、肌の土台がしっかりと強化され、ふっくらとしたハリと弾力が生まれます。

肌にハリが戻ることで、乾燥や加齢が原因で現れる目元や口元の細かいシワが目立ちにくくなります。

1回の施術でも肌のハリ感や化粧ノリの良さを実感される方が多く、治療を続けることで、みずみずしく若々しい印象の肌を保てます。

小じわが改善されるだけでなく、肌全体の質感が向上し、触れたくなるような弾力のある肌へと導きます。

キメの整った滑らかな肌への肌質改善

肌のキメとは、皮膚の表面にある「皮溝（ひこう）」と呼ばれる溝と、「皮丘（ひきゅう）」と呼ばれる盛り上がりが規則正しく並んだ状態のことです。

キメが整っている肌は、光を均一に反射するため、透明感があり美しく見えます。

ピコフラクショナルは、肌の再生プロセスを活性化させることで、乱れたターンオーバーを正常なサイクルに整えます。

古い角質がスムーズに剥がれ落ち、新しい皮膚細胞へと生まれ変わることで、肌表面のザラつきが改善され、キメの細かい滑らかな肌質へと導きます。

ごわつきやくすみが気になる方や、全体的な肌質を向上させたい方におすすめの治療です。

ニキビ跡以外の傷跡へのアプローチ

ピコフラクショナルの皮膚再生効果は、ニキビ跡だけでなく、様々な種類の傷跡の改善にも応用できます。

特に、皮膚が薄く凹んでしまった「萎縮性瘢痕（いしゅくせいはんこん）」に対して、コラーゲンを増やすことで凹みを浅くする効果が期待されます。

例えば、水ぼうそうの跡や、手術による傷跡など、肌に残る凹凸を目立たなくすることが可能です。

傷跡の種類や深さ、できた時期によって効果は異なりますので、まずは医師の診察を受けて、治療が適しているか相談することが大切です。

傷跡を完全に消すことは難しいものの、凹凸や質感を改善することで、見た目の印象を大きく変えることができます。

ダーマペンやフラクショナルCO2レーザーとの違い

ピコフラクショナル以外にも、毛穴やニキビ跡の治療で人気の施術があります。

それぞれの特徴やダウンタイムを正しく理解し、ご自身の肌悩みやライフスタイルに合った治療法を選択することがとても大切です。

施術名	アプローチ方法	ダウンタイム	痛みの強さ
ピコフラクショナル	衝撃波で皮膚の内部に空洞を作り、コラーゲン生成を促進	短い（数時間～翌日の赤み）	弱い
ダーマペン	極細針で皮膚に微細な穴を開け、創傷治癒力を利用	3日～1週間程度の赤み	中程度
フラクショナルCO2レーザー	熱エネルギーで皮膚に微細な穴を開け、蒸散させる	長い（1～2週間の赤み・かさぶた）	強い

これらの治療法は、肌へのアプローチが異なるため、ダウンタイムや痛みの感じ方、得意とする症状に違いが出ます。

ご自身の悩みの深さや、どのくらいの期間ならお休みできるかを考えながら比較検討することが重要になります。

針で創傷治癒を促すダーマペンとの比較

ダーマペンは、極細の針で肌にわざと微細な穴を開け、肌が持つ本来の自然治癒力を引き出して皮膚の再生を促す治療法です。

肌が傷を治そうとする過程で、コラーゲンやエラスチンの生成が活発になります。

ピコフラクショナルが肌の内部からアプローチするのに対し、ダーマペンは物理的に肌表面から穴を開ける点が大きな違いです。

そのため、3日から1週間程度の赤みや皮むけといったダウンタイムが生じます。

また、開けた穴から美容成分を浸透させる「ドラッグデリバリー」という効果も期待でき、悩みに合わせた薬剤を併用することで相乗効果を狙えるのも特徴です。

ピコフラクショナルはダウンタイムが気になる方や痛みに弱い方に、ダーマペンはニキビ跡の凹凸改善と同時に肌質の総合的な底上げをしたい方に適した治療と言えるでしょう。

熱エネルギーを用いるフラクショナルCO2レーザーとの比較

フラクショナルCO2レーザーは、炭酸ガスレーザーを点状に照射し、皮膚の水分に反応させて蒸散させることで、肌に微細な穴を開ける治療法です。

この穴が治る過程で皮膚が強力に収縮し、新しい皮膚への入れ替わりを促します。

肌表面へのダメージを抑えるピコフラクショナルと比べて、CO2レーザーは皮膚の表面から真皮層にかけて熱エネルギーで穴を開けるため、より強力な肌再生効果が期待できます。

その分、肌への負担は大きく、1週間から2週間ほど赤みやかさぶたが続く長いダウンタイムが必要です。

施術中の痛みも強く、麻酔クリームが必須となります。

深刻なクレーター状のニキビ跡や深い傷跡の改善には高い効果を発揮しますが、日常生活への影響も大きくなります。

長期の休みが取れるかなど、ご自身の状況を十分に考慮して選択する必要がある治療法です。

施術の痛み・ダウンタイム・料金・回数の目安

施術を受ける上で最も気になるのが、痛みやダウンタイム、費用といった現実的な側面です。

ピコフラクショナルは従来の治療に比べて負担が少ないですが、事前に正しい知識を持つことが安心して施術に臨むための鍵となります。

ここでは、施術のリアルな感覚から、完了までの期間や費用の目安までを詳しく解説しますので、ご自身の計画を立てる際の参考にしてください。

施術中の痛みと麻酔クリームの有無

ピコフラクショナルの痛みは、よく「輪ゴムでパチンと弾かれるような感覚」と表現されます。

痛みの感じ方には個人差がありますが、特に骨に近い額や鼻、フェイスラインなどは痛みを感じやすい傾向です。

そのため、ほとんどのクリニックでは施術前に麻酔クリームを約30分塗布することで、痛みを大幅に和らげます。

施術中に痛みが強い場合は、遠慮なく施術者に伝えて出力を調整してもらうことも可能です。

ダウンタイムの経過とメイク開始のタイミング

ダウンタイムとは、施術を受けてから肌が通常の回復状態に戻るまでの期間を指します。

ピコフラクショナルのダウンタイムは比較的短く、赤みやヒリヒリ感は数時間から長くても24時間以内にはほとんど落ち着きます。

人によっては点状の内出血が数日間見られることもありますが、ファンデーションで隠せる程度です。

期間	症状
施術直後	赤み、熱感、ヒリヒリ感
～24時間後	赤みや熱感が徐々に引く
2～3日後	点状の内出血が見られる場合がある
1週間後	肌のざらつきを感じることがある（ターンオーバーの過程）

メイクは施術の翌日から可能ですので、お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられます。

施術後の赤みと重要なアフターケア

施術後の赤みはレーザーによる正常な反応ですが、この時期のアフターケアが治療効果を最大化し、色素沈着などのリスクを防ぐ上で最も重要です。

施術後の肌はバリア機能が一時的に低下し、非常に乾燥しやすく敏感な状態です。

そのため、化粧水やクリームで普段の2倍以上保湿することを意識してください。

また、日中の紫外線は色素沈着の大きな原因となるため、日焼け止めは季節を問わず必ず使用しましょう。

効果を実感するための推奨回数と施術間隔

ピコフラクショナルは、肌の再生能力を利用して根本から肌質を改善していく治療です。

1回の施術でも肌のハリ感や化粧ノリの良さを実感する方もいますが、毛穴やニキビ跡の凹凸といった悩みを改善するには、複数回の継続が不可欠です。

一般的には、肌のターンオーバー周期に合わせて1ヶ月に1回のペースで、5回程度を1クールとして推奨しています。

施術回数	期待できる効果
1回目	肌のハリ感アップ、化粧ノリの改善
3回目以降	毛穴の引き締まり、キメの改善
5回目以降	ニキビ跡の凹凸や小じわの改善

治療の効果には個人差があるため、カウンセリングで自身の肌状態に合った回数の目安を確認することが大切です。

全顔1回あたりの値段の相場とコース料金

自由診療であるピコフラクショナルは、クリニックによって料金設定が異なります。

料金だけでなく、麻酔代やアフターケア用の薬代などが含まれているかを確認しましょう。

全顔1回あたりの料金相場は30,000円から80,000円程度です。

鼻だけ、頬だけといった部分的な照射であれば、より安価に受けられます。

ほとんどのクリニックでは、5回や10回などのコース料金が設定されており、1回あたりの値段が割引になることが多いです。

カウンセリング時に総額でいくらかかるのか、支払い方法なども含めて相談しましょう。

ピコフラクショナルを検討するなら表参道メディカルクリニック

ピコフラクショナルの効果を最大限に引き出すためには、信頼できるクリニックを選ぶことが何よりも重要になります。

施術は医師の技術や経験に大きく左右されるため、症例数が多く、幅広い治療の選択肢を持つクリニックで相談することが理想的です。

全国に9院を展開し、豊富な実績を持つ表参道メディカルクリニックは、その有力な選択肢の一つと言えます。

豊富な症例を持つ医師による専門的な提案

ピコフラクショナルは、医師の照射設定や出力の調整技術が効果を大きく左右する繊細な施術です。

表参道メディカルクリニックには経験豊富な医師が多数在籍しており、その豊富な症例に基づいた的確な診断が期待できます。

あなたの肌質やニキビ跡の深さ、毛穴の状態を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた最適な治療プランを提案してくれます。

自分だけで悩まず、まずは専門家の診断を受けることで、治療への不安が解消され、理想の肌への道筋が見えてくるのです。

肌状態に合わせた幅広い治療メニューの選択肢

一人ひとりの肌悩みが異なるように、最適な治療法も一つではありません。

そのため、ピコフラクショナル以外の選択肢も豊富に用意されていることが、クリニック選びの重要なポイントになります。

表参道メディカルクリニックでは、ピコフラクショナルはもちろん、ダーマペンやPOTENZA（ポテンツァ）、CO2フラクショナルレーザーなど、多様な肌質改善治療を取り揃えています。

施術名	特徴	こんな人におすすめ
ピコフラクショナル	衝撃波でコラーゲン生成を促進	ダウンタイムを短くしたい、痛みに弱い
ダーマペン	微細な針で薬剤を導入	肌の凹凸と同時に美容成分も届けたい
POTENZA（ポテンツァ）	針先から高周波を照射	より高い効果と短いダウンタイムを両立したい
CO2フラクショナル	熱エネルギーで皮膚を蒸散	深刻なクレーターを改善したい

このように幅広い選択肢の中から、カウンセリングを通してあなたの肌状態やライフスタイルに本当に合った治療法を見つけることが可能です。

まずは無料カウンセリングで肌悩みの相談から

施術を受けるかどうか決めていなくても、まずは専門家の意見を聞いてみることが、肌悩みを解決する大切な第一歩です。

表参道メディカルクリニックでは、無料でカウンセリングを受け付けており、無理な勧誘は一切ありません。

施術に関する疑問やダウンタイムへの不安、費用についてなど、どんな些細なことでも気軽に相談できます。

あなたの肌の状態を診察した上で、どのような治療が適しているのか、どのくらいの効果が見込めるのかを丁寧に説明してくれます。

自分の肌悩みがピコフラクショナルで改善できるのかを知るためにも、一度カウンセリングに足を運んでみてはいかがでしょうか。

よくある質問（FAQ）

まとめ

この記事では、ピコフラクショナルの効果やダウンタイムについて解説しました。

肌表面へのダメージを最小限に抑えながら、レーザーの衝撃波で肌の内部からコラーゲン生成を促すことで、セルフケアでは改善が難しいクレーター状のニキビ跡や毛穴の開きを根本から改善する治療法です。

• 衝撃波を利用して肌の内部からコラーゲン生成を促進
• 毛穴の開き、ニキビ跡、小じわといった肌の凹凸を改善
• 赤みなどのダウンタイムが短く、翌日からメイクが可能
• 効果実感には保湿や紫外線対策といったアフターケアが重要

ご自身の肌悩みがピコフラクショナルで改善できるか知るために、まずは一度、信頼できるクリニックの無料カウンセリングで専門の医師に相談してみましょう。